外来がん化学療法について
安全に「がん化学療法」を行うために
治療の流れ
1.治療前日
2.治療当日
3.治療中
がん化学療法の同意書の取得
1.医師が「がん化学療法」の方針を決定したら、化学療法開始までに薬剤師、看護師から化学療法のリスクとベネフィットについて患者さんに説明を受けていただき、「がん化学療法の同意書」を取得します。
2.がん化学療法について以下の内容を説明します。
3.患者さんへ、以下のことを確認します。
連携充実加算について
当院では、外来がん化学療法の安全性および質の向上を目的として、2020年10月より連携充実加算を算定しています。外来がん化学療法時に治療内容、副作用等を記載した化学療法計画書(レジメンシール)を患者さんにお渡ししています。化学療法計画書(レジメンシール)は、知多半島エリアの薬薬連携を考える会にて作成した5医療機関共通のツールを使用しています。
お薬手帳への情報提供内容(化学療法計画書)の例
特定薬剤指導管理加算2に関する報告について
患者さんに電話等にて確認していただいた服薬状況や副作用に関する報告は、がん服薬情報提供書等を用いて薬剤科までFAXにて情報提供をお願いします。薬剤科にて内容を確認し、主治医へ情報提供します。がん服薬情報提供書は、知多半島エリアの薬薬連携を考える会にて作成した5医療機関共通のツールを使用しています。
がん化学療法に関する研修会について
特定薬剤指導管理加算2の算定に関わるがん化学療法(レジメン)に関する研修会を実施しています。
開催日時、詳細については決定次第お知らせします。
外来がん化学療法に関するお問い合わせ
ご質問・お問い合わせについては薬剤科化学療法担当までお願いします。
受付窓口 | 薬剤科 化学療法担当 |
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電話番号 | 0562-33-5500(代表) |
受付時間 | 午前8時30分~午後5時15分 |
がん専門薬剤師研修施設
がん専門薬剤師とは、高度化するがん医療の進歩に伴い、薬剤師の専門性を活かした、より良質かつ安全な医療を提供するという社会的要請に応えるため、がん薬物療法等について高度な知識・技術と臨床経験を備える薬剤師を養成し、国民の医療・健康・福祉に貢献することを目的としています(『日本医療学会がん専門薬剤師制度概要』より)。
当院は、一般社団法人日本医療薬学会認定「がん専門薬剤師研修施設」です。当院で医療薬学会が定めた研修カリキュラムに従い、がん薬物療法に関する5年以上の研修歴を有すると、がん専門薬剤師認定試験の受験資格の要件の一つを満たすことができます。1名のがん専門薬剤師(日本医療薬学会)、がん指導薬剤師(日本医療薬学会)が在籍し、研修を担当しています(2020年12月現在)。
研修を希望される方は、当院薬剤科へお気軽にお問い合わせください。