外来担当医表(放射線治療科)
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 備考 |
PM (代務) | AM 橋爪 知紗 | AM (代務) | AM 橋爪 知紗 | AM (代務) | 原則予約患者のみ |
※医師の都合により、急遽変更となる場合がございますので、ご了承ください。
当科の概要・特色
2019年4月より高精度放射線治療機 ラディザクトによる治療が開始となりました。ラディザクトはトモセラピーの最新機種となります。
一時的に非常勤医体制となっておりましたが、2023年7月より常勤医師就任いたしました。名古屋市立大学病院よりの非常勤医と共に、医学物理士、診療放射線技師、看護師がチームとなって、共同して治療を行っていきます。
■ 放射線治療医:身体を診察し、現在の病期や検査した結果など、患者様1人1人の病態の詳細な検討をもとに放射線治療の方針を決めます。また治療期間中や終了後、必要に応じて定期的に診察し、放射線治療の効果を確認したり、副作用の対処などを行います。
■ 医学物理士、診療放射線技師:患者さん一人一人にあった最適な固定具を作成し、治療計画用CTを撮影します。作成された治療計画が正確に行われるかの検証作業や、実際の照射を医師の指示のもと行っています。
■ 看護師:治療前、治療中、治療後の全期間を通して、患者さんの気持ちにより添って患者さんの不安を和らげつつ、治療による副作用の観察とケアを行います。
対象疾患・診療内容
基本的に、全身の固形がんに対して適応があります。
脳腫瘍、頭頸部腫瘍(舌、咽頭、副鼻腔、聴器がん等)、食道がん、肺がん、乳がん、直腸がん、子宮頸がん、膵臓がん、前立腺がん、悪性リンパ腫などに対して、幅広く治療を行うことができます。
脳転移や肺腫瘍、肝腫瘍、オリゴメタスターシスへの定位照射や、肺癌、食道、前立腺などへのIMRT照射など正常臓器の線量を低減し、腫瘍への線量集中性を高める高精度治療を行っています。
■ 前立腺がん
適応となる患者様は泌尿器科にて前立腺と直腸の間にスペーサーをいれていただき、直腸の線量低減を行っています。その場合20回の治療が基本となり、約1か月で終了します。
毎日の排便、排尿コントロールをし、副作用の低減に努めております。
■ 乳がん
乳がんに対する寡分割照射を行っております。
適応となる患者様は、従来の25回(もしくは+5回) の治療が16回(+4回)となります。治療部位の皮膚炎軽減にも積極的に対応しております。
■ 転移性骨腫瘍
場所や大きさにもよりますが、5-10回の治療が基本となります。椎体などで限局している場合や、再照射などは定位照射も行っています。
他院からご紹介の患者様で、入院治療が必要な場合は、緩和ケア外科などと相談させていただきます。
常勤医師紹介
氏名 | 役職 | 主な認定資格 |
橋爪 知紗 | 放射線治療センター長 放射線治療科部長 |
医学博士 日本医学放射線学会日本専門医機構認定 放射線科専門医 日本医学放射線学会研修指導医 日本がん治療認定医機構がん治療認定医 緩和ケア研修会修了 |
上岡 久人 | 放射線診断科主任部長 |
日本医学放射線学会認定放射線科診断専門医 日本医学放射線学会認定放射線科研修指導医 検診マンモグラフィ読影医 緩和ケア研修会修了 臨床研修指導医講習会修了 |
吉田 舞子 | 放射線診断科医長 | 医学博士 日本医学放射線学会認定放射線科診断専門医 マンモグラフィー読影講習会修了 緩和ケア研修会修了 |
宮地 宏尭 | 放射線科専攻医 | |
元田 善文 | 放射線診断科医員 |
ラディザクトについて
身体にやさしい治療
治療中の痛みはなく基本的に1日1回、約20分で治療は終わり、何日にもわけて治療します。
体への負担が少ないです。
周囲の家族や子供に放射線の影響はありません。
お財布にやさしい治療
手術や抗がん剤治療に比べて負担が軽い場合が多いです。
保険治療が適用され、高額療養費制度により、患者さんのご負担は自己負担限度額までです。
仕事・家事・育児などの日常生活を送りながら、通院治療もできます。
当外来では、初診・再診ともに完全予約制を実施しています。
受診の際には主治医の先生からの紹介状が必要となります。
詳しくは放射線治療センターをご覧ください。