外来のご案内 セカンドオピニオンについて
セカンドオピニオンとは、診断や治療方針について主治医とは別の医師に意見や助言を求めることです。患者さんの権利として他の医療機関の医師の意見(セカンドオピニオン)を求める権利があります。
当院では、患者さんの治療の参考にしていただけるようセカンドオピニオンを開設しています。
乳がんセカンドオピニオン外来
1.対象となる方
患者さん本人またはご家族の方で患者さんの意思を代行できる方です。ご一緒でも構いませんが、ご家族のみの場合は、ご本人の同意書が必要となります。また、患者さんが未成年の場合は、来院されるご家族との続柄を確認できるもの(健康保険証等)を持参してください。
2.対象疾患・担当医
乳がん 吉原 基 (日本乳癌学会・乳腺専門医)
3.必要なもの
- 現在受診されている主治医からの紹介状
- 検査データ
- レントゲン、CT、MRIフィルム等の資料
4.費用
30分まで 11,000円(税込)/以後延長 30分ごと 5,500円(税込)
※セカンドオピニオンは自費診療です。
5.申し込み方法
完全予約制です。必ず事前にお申込みください。
実施日について、患者さんやご家族の希望日時を踏まえて決定させていただきます。
6.受診の流れ
- 紹介元医療機関より「診療情報提供書(兼)診療予約申込書(様式2)」の予約診療科を「乳腺外科」にチェックしていただき、必要事項を記入のうえ、必ず「紹介状(診療情報提供書)」と一緒にFAXをしてください。
↓ - 実施日について、地域医療連携室より患者さんやご家族へご電話をさせていただき、直接日程の調整をさせていただきます。日時が決定しまたら紹介元医療機関へ「紹介患者予約票」を返信いたします。
↓ - 予約された受診日時の30分前に「総合受付」までお越しください。
「乳がんセカンドオピニオン外来」の開設にあたって
「セカンドオピニオン」とは直訳すると「第二の意見」です。したがって、セカンドオピニオン外来は、主治医以外から2つ目の意見を聞くための外来ということになります。
乳がんの治療は、選択肢が増え複雑になってきました。そのため、いろいろな選択肢の中から自分に合った治療法を選べるようになりましたが、その一方で治療法を自分で選んでいかなくてはなりません。ご自身が納得しないまま治療を開始してしまうと、迷いや後悔が生じ、治療に身が入らなくなるなど、結果的に十分な効果が得られなくなってしまう可能性があります。
そうならないためには、病状に合った治療法の中から、できるかぎり自分の希望を反映させ、納得した治療法を選ぶことが大切です。
このセカンドオピニオン外来は、治療法を迷っている場合や、主治医以外の意見も聞いてみたい場合などに、ご利用いただきたいと思います。この外来をより有効に利用するためには、漠然とした相談でも構いませんが、聞きたいことや迷っていることなどを、ある程度自分でまとめて整理してから受診することをお勧めします。
あなたが納得して治療を受け、乳がんに立ち向かうための手助けになれば幸いです。
公立西知多総合病院 院長(乳腺外科) 吉原 基