災害医療に関する講演会を開催いたしました
令和7年7月25日(金)、浜松医科大学医学部附属病院より、救急部 助教 高橋 善明 先生をお招きし、災害医療に関する講演会を開催いたしました。
髙橋先生には、「災害医療の視点から見た新型コロナウイルス感染症-ダイヤモンドプリンセス号でのDMAT活動を通して学んだこと-」と題し、映画のモデルにもなったダイヤモンドプリンセス号でのご自身のDMAT活動などについて、災害医療の原則CSCATTT※を交え、ご講演いただきました。
当日は、100名を超える職員が参加し、また、地域の医療機関及び行政機関等(市役所や消防職員など)からも、多数参加していただきました。
本講演で、髙橋先生のご経験に基づく各種対応などを拝聴し、参加者一同、実際の現場対応等知識を得る大変有意義な機会となりました。
当院では、今後も訓練などを通じて災害対応力の向上を図り、災害拠点病院として、地域医療に貢献に努めてまいります。
※CSCATTT(シーエスシーエーティーティーティー)とは・・・
災害医療における7つの基本原則を示します。Command & Control(指揮と統制)、Safety(安全)、Communication(情報伝達)、Assessment(評価)、Triage(トリアージ)、Treatment(治療)、Transport(搬送)のそれぞれの頭文字をとったもので、災害時は、やみくもに診療・処置をするのではなく、指揮命令に従いながら、安全確保を行い、情報共有と評価をし、災害医療現場における活動の基本的な考え方です。
【高橋 善明 先生 プロフィール】
・浜松医科大学医学部附属病院救急部 副部長(助教)
・日本DMATインストラクター
・浜松市災害医療コーディネーター
・ふじのくに感染症専門医共働チーム(FICT)コアメンバー