これからも患者さんのために
当院は、今年5月に開院10周年を迎えました。5月10日には開院10周年の式典が行われ、その際にクラウドファンディングにより新しく購入した、救急車両のお披露目が行われました。
この10年間の、皆様のご支援、ご協力に感謝申し上げます。


開院10周年記念式典
クラウドファンディングのお礼
昨年11月から今年2月にかけて、新たな救急車両導入のためのクラウドファンディングを行いました。これには1100人を超える数多くの方々から、寄付と温かい応援メッセージをいただき、地域の多くの方から期待されていることを実感することが出来ました。これは私たち職員にとって何よりの励みとなると同時に、この期待に応えなくてはならないという責任も大きく感じています。
この場お借りして、ご協力に感謝申し上げます

クラウドファンディング目標達成
新しい救急車両の運用を開始しました
上記クラウドファンディングで購入した救急車両は、ドクターカー、患者搬送用車両、DMAT(災害派遣医療チーム)カーとしての使用を目的としています。4月からは当院から他院への患者さんの搬送車両としての利用が始まり、5月からはドクターカーとしての運用も始まりました。
ドクターカーは、住民から救急隊に出動要請があり、救急隊が条件を満たすと判断した場合に要請され、病院からも医師を乗せたドクターカーが現場に向かいます。少しでも早く治療を開始することで、救命率を上げることを目的としています。まだ出動回数は少ないですが、着実に効果を上げ始めていると感じています。
DMATカーとしての出動は幸いありませんが、能登半島地震の時は当院所有の救急車両が老朽化していたため、故障などによりかえって現地の負担になってはいけないということで、通常の車両で出動しました。そのため患者さんの搬送に使用することができず、悔しい思いをしましたが、これからはもしもの時も安心して出動することができます。

更新後の救急車両
当院は皆様の御支援のもと、無事に開院10周年の節目を迎えることが出来ました。開院からの最初の5年は知多市民病院と東海市民病院の統合からの地ならしの「ホップ」の期間、続いての5年はコロナによる影響もありましたが、成長への体制づくりの準備の「ステップ」の期間であったと感じております。そして、これからの5年は飛躍を目指した「ジャンプ」の期間と考えています。
「すべては患者さんのために」という病院の理念のもと、さらに診療の質を高め、地域になくてはならない病院、頼りにされる病院を目指して努めて参ります。引き続きのご支援とご協力をお願い申し上げます。
令和7年(2025年)10月1日
院長 吉原 基
