基本情報 病院長あいさつ

病院の基本理念の変更について
中国で新型コロナウイルス感染症が発生して、2年半が経ちました。残念ながら、いまだ終息の見通しは立たず、皆様におかれましては窮屈な生活を強いられていることと思います。しかし、この2年半でいろいろなことがわかってきていることも事実です。過度に恐れることはありませんが、必要な感染症対策とワクチン接種を行うことが大切です。病院も今までコロナ禍ということで、診療制限などご迷惑をおかけしてきたことが多々あったかと思いますが、with コロナの状況で通常の診療が行える体制の整備に向けて、職員一丸となって取り組んでいく所存ですので、ご理解とご協力をお願いします。
さて、令和4年6月1日より病院の基本理念を「すべては患者さんのために」に変更することとしました。今までの基本理念は3項目あり、少し長く覚えにくいものでしたので、シンプルで覚えやすいものにしました。
私が医師になり30年以上経ちますが、患者さんの治療の方針に迷ったとき、何が一番患者さんのためになるかを基準に決めてきました。このことは病院長として病院運営の方針を決めるときにも通じるもので、何が一番患者さんや住民の皆様のためになるかを考えて病院の方針を決めてきたつもりです。
この「すべては患者さんのために」という考え方は、医師のみならず、病院のすべての職員が何をしたらよいかを考えるときの柱になるものだと思います。この理念を念頭において行動すれば、患者さんにとっても地域にとっても、また病院にとっても、必ず良い方向に向かうと考えています。新しい理念のもと、今まで以上に皆様のお役に立てるよう、職員一丸となって努力していきますので、よろしくお願いします。
6月より、分娩予約の受付を開始する予定でしたが、小児科医の減員により当分の間、受付を延期することとなりました。住民の皆様には期待をしていただいていたことと思いますが、この場を借りてお詫び申し上げます。
現在、分娩開始に向けた体制の整備を続けておりますので、ご理解のほどお願い申し上げます。

令和4年9月16日
公立西知多総合病院 院長
吉原 基