ごあいさつgreeting

すべては患者さんのために

手術支援ロボット「ダビンチ」が稼働しました

新型コロナ感染症も4年目に入り、5月からは2類から5類に取り扱いが変更されました。しかしウイルスが変化したわけではなく、社会としての扱いが変わったにすぎません。院内感染防止の観点から、引き続き対策を続けてまいります。今後は過去3年間の経験を生かし、できる限り制限を緩和するように努めていきます。ご不便をおかけしますが、ご理解とご協力をお願いします。

市民や患者さん向けの企画については、少しずつ再開しております。
先日は病院ロビーにて、名古屋フィルハーモニー交響楽団による演奏会が開催されました。実に4年ぶりの開催です。また初めての夏休み企画として小学生を対象とした「職場体験会」も行いました。

手術支援ロボット「ダビンチ」

さて6月末に納入された手術支援ロボット「ダビンチ」は準備期間を経て、先日第1例目の手術を無事行うことができました。まずは外科手術、大腸がんに対する利用を開始しています。今後はその他の消化器がん、婦人科の子宮良性疾患、泌尿器科では前立腺がんでの導入が検討されています。少しずつ適応疾患を増やしていく予定です。

開催された「ダビンチ」の内覧会では、東海市・知多市の小・中学生が参加してくれました。目を輝かせてロボット操作を体験する彼らの姿はとても印象的に残っています。参加した皆さんが、将来医療を目指すきっかけになってくれれば、と期待しています。

「ダビンチ」は、従来の腹腔鏡手術に比べ、手術器具の可動性が向上し、操作性が高くなりました。また3Dの拡大画像で視野が広まり、手振れ補正機能などにより複雑な操作も可能となり、より正確で安全な手術が行えるとされています。患者さんにとっても負担が少ない、やさしい治療を提供できると考えています。

公立西知多総合病院 院長 吉原 基

加えて今年3月には、320列の最新鋭のCTスキャン装置が稼働し、より精度の高い診断が行えるようになりました。今年度中には、抗がん剤治療時の脱毛を予防するための「頭皮冷却装置」の導入も予定しており、患者さんに寄り添った新しい取り組みを積極的に進めている最中です。

当院では、昨年6月に変更した基本理念である「すべては患者さんのために」を目指して、職員一丸となって努力をしていく所存です。困ったことがあればぜひ私たちを頼っていただければ幸いです。

令和5年9月6日
公立西知多総合病院 院長
吉原 基

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