Staff Voice

自宅復帰への架け橋として
患者さんと向き合う

09 言語聴覚士 2016年入職

PROFILE

大学卒業後は専門学校に進み、言語聴覚士の国家資格を取得して当院に就職しました。脳血管疾患・癌・呼吸器疾患・内科疾患など様々な病気を発症して入院された患者様に、言語療法を提供しています。高次脳機能障害や失語症、構音障害など多岐にわたる問題を呈した患者様へ、評価を行った上で訓練プログラムを立案し、専門的な立場から各種支援をしています。また、当院では医師・作業療法士・摂食嚥下認定看護師らのメンバーとともに嚥下チーム活動を行っています。嚥下内視鏡検査や嚥下造影検査などの評価を実施し、摂食条件を検討して入院患者様の経口摂取をサポートしています。

入職したきっかけを教えてください

もともと急性期医療に興味があり、当院を見学しました。広いリハビリテーション室と、出迎えてくれたスタッフの明るい雰囲気が素敵でした。また、緑あふれる庭園で患者様もセラピストもいきいきと活動していることにも心惹かれました。

急性期病院でありながらも入院患者様と比較的ゆったり過ごすことができ、自宅復帰への架け橋としてスタッフが寄り添っている様子は、地域に根ざし貢献したいという気持ちが伝わってきました。地域の中核を担う急性期病院で働くことに魅力を感じ、一緒にここで働きたいと思いました。

仕事の様子

入職前と入職後でイメージは変わりましたか?

急性期病院でのリハビリテーション業務は、初期評価が中心というイメージがありました。しかし、実際の臨床場面では回復期病院へ転院する患者様だけでなく、当院から直接自宅へ退院する患者様も多いため、在宅復帰に向け環境の調整を行うことも重要な役目になります。

仕事をするうえで大切にしていることは何ですか?

一番大切にしていることは、患者様とコミュニケーションをとることです。リハビリテーションの対象は成人の患者様が多く、入院による不安や退院後の心配についてなど、日々傾聴するよう心がけています。また、他職種との関わりも大切にしています。

院内の嚥下チームの活動では、毎週病棟をラウンドして嚥下機能評価を行っており、言語聴覚士もチームの一員として参加します。安全に経口摂取を継続するために、医師や看護師とも情報共有をしながら患者様の食事介助時の注意点を決めていきます。患者様への対応が統一できるよう他職種間での“報連相”は特に意識しています。

仕事の様子

仕事のどんなところにやりがいを感じていますか?

言語療法をして患者様が回復していくところにやりがいを感じます。入院した患者様の行き先は、自宅・回復期病院など様々ですが、退院という大きな目標を一緒に達成できることは嬉しいことです。医療従事者の一員として、患者様の力になれるよう頑張っています。

職場の雰囲気や、労働環境について教えてください。

子育て世代も安心して働ける環境だと思います。私は入職後に産前・産後休暇を取得しました。その後育児休暇を申請し、子どもが1歳になる頃に保育園へ入園することができたので、仕事復帰を決意しました。育児と仕事の両立には不安がありましたが、部分休業制度を利用することで子どもと過ごすための時間を確保できています。

当院で働き学んだことは、仕事は1人だけで行うものではないということです。子どもの体調不良などでどうしても出勤できないこともありますが、そんな時はお互い様とスタッフ同士声を掛け合い、情報共有しながらフォローしあっています。

休日の過ごし方を教えてください。

家族と公園やショッピングセンターへ遊びに出かけることが楽しみです。休みの日はたくさん甘えてくる子どもに癒やされています。

今後のキャリア形成(将来のビジョン)を教えてください。

より専門的な知識を深めるために勉強会に参加して、リハビリテーション業務を充実させたいです。言語聴覚士として地域に貢献できるよう、患者様への適切な評価や効果的な訓練の実施を目指しています。

就活生へのメッセージ

業務や臨床場面での相談はもちろん、趣味や子育てなどプライベートな話もスタッフ同士気軽にできることがつよみです!

一覧に戻る