薬剤科の特徴
多種多様な症例を学べる
当院は知多半島北西部の基幹病院であり、多くの患者さんが入院されます。急性期病院のため、患者さんの入れ替わりも多く、多種多様な症例を学べる環境があります。
全病棟へ薬剤師の配置
各病棟に1~2名の薬剤師を配置しています。積極的な病棟カンファレンスへの参加や薬学的な観点から、より良い治療を患者さんに提供できるよう努めています。
新人薬剤師についても、調剤室・注射薬室での調剤業務の研修後、7月より外来化学療法室業務、10月より全病棟をローテートする病棟研修を行い、研修終了後担当病棟に配属となります。
専門・認定薬剤師
がん、感染症、緩和医療、腎臓病、糖尿病、NST等の分野で専門・認定の資格を持つ薬剤師が多数在籍しています。それぞれの資格を活かし、チームや病棟で活動しています。また、専門・認定資格を積極的に取得できるよう支援しています。
研究・学会発表
毎年、学会での発表に積極的にチャレンジしています。薬剤師の経験年数に関係なく、若い薬剤師からベテランの薬剤師まで学会発表に参加しています。また、地域での医療講演活動や、論文執筆・書籍の執筆なども行っています。
働きやすさ
薬剤師は27名在籍しています(2022年4月現在)。その中には、産休・育休から復帰し時短勤務等を利用して働いている薬剤師もいます。子どもが熱を出し、急な休みや早退などの場合は周りがフォローできるような環境も整っています。
一生懸命働くことは大切ですが、プライベートの充実も必要です。少し長い休みを取れるようにお互いにフォローし合える環境です。
長期実務実習について
公立西知多総合病院薬剤科では、改訂モデル・コアカリキュラムに沿い、また当院の特徴を活かした教育ができるように、独自のカリキュラムを作成しています。11週間の実習期間のうち、最初の3週間程度は調剤や薬剤科内の専門的な部署での実習を行います。その後は外来化学療法センター・病棟での実習がメインとなり、担当薬剤師指導のもと患者さんへの薬剤管理指導や他職種との関わりを学びます。栄養サポートチーム(NST)、緩和治療チーム、感染制御チーム、褥瘡対策チーム、認知症ケアサポートチーム(DST)のラウンドや糖尿病教室など、チーム医療における薬剤師の活動もカリキュラムに組み込まれています。
実習期間中は、学生の不安を解消し有意義に実習を進められるよう、担当薬剤師によるチューター制を導入しています。
当院薬剤科での実習が、学生さんが理想とする薬剤師像を考えるきっかけとなるよう、職員一同が充実した実習プログラムを提供していきたいと考えています。