病院だより 第21号 看護局長あいさつ
2020年は11年ぶりに台風の上陸がなかった珍しい年であったとのことですが、一方で、新型コロナウイルス(COVID-19)感染症が猛威を振るいました。
私たち病院の職員は今までに経験したことがないこの相手に対し、できる限りの感染対策を講じ、医療を提供し続けてきました。人的・物的不足など様々な困難があり、職員も苦しい日々がありました。
そんな時、ご自身もお困りになると思うのにマスクの寄付や、励ましの手紙、美味しいお弁当やお菓子などを地域の方々が届けて下さいました。皆様の温かく心優しい気持ちに包まれ、本当に救われた思いです。改めて感謝申し上げます。ありがとうございました。
また、知多半島地域を含め、世界中でこの感染症と闘う多くの方々がいらっしゃいます。心よりお見舞いを申し上げます。
新型コロナウイルス感染症が今後どのような状況になるかは明確ではありませんが、それでも研究や経験から少しずつ知見が増えてきました。私たちは健康を護る専門職として、最新・最善の医療や看護を地域の皆様に提供していきたいと思います。
毎年、季節ごとに病院のエントランスで音楽などのイベントを行っていますが、昨年はなかなか開催できませんでした。職員のハンドベルやピアノ演奏などのかくし芸をご披露できず残念に思っています。
来年は感染対策を講じながら工夫をして、入院生活や外来通院の方々に笑顔になっていただけるような企画を考えたいと思います。楽しみにお待ちください。