病院だより 第19号 新任病院長あいさつ
院長 吉原 基
この度、令和2年4月1日付けで病院長を拝命しました。私は昭和40年に東海市に生まれ、22歳までをこの地で過ごしました。この機会を大変光栄に思い、故郷のために全力を尽くす所存であります。
開院から5年が経過し、昨年には放射線治療設備も整い、がん治療の3本柱である、外科治療・薬物治療・放射線治療のすべてが当院で行えるようになりました。これにより、救急医療、災害医療などに加え、高度ながん診療体制も整いました。浅野前院長の指揮のもとに行われてきた病院の立ち上げがほぼ完成しました。これからは、人員確保をはじめとしたソフト面の拡充を図り、さらなる発展をとげることが病院に求められ、これを達成することが私の責務であると考えます。
これからの10年は、国の地域医療構想という政策で、医療のあり方が大きく変わることが予想されます。なんでも行う地域の中核病院ではなく、近隣の医療機関と協力して役割分担をするというように、考え方を変えていかなくてはなりません。その中で当院は、高度で専門性の高い医療を行う急性期医療と、地域に不足している医療を担う役割を果たし、地域の住民の皆さんや医療機関から信頼される病院にならなくてはなりません。
これまで同様、職員の努力に加え、東海・知多市当局の絶大な協力のもとに、近隣の医療機関、そして住民の皆さんと「ワンチーム」となって、地域になくてはならない病院として、安心安全な医療を皆さんにお届けしてまいります。
どうぞよろしくお願いいたします。