病院だより第17号 令和時代の医療安全

副院長 医療品質管理センター長 前田雅彦

 令和の最初の夏は、梅雨が長く続き明けるとすぐ連日の猛暑となり、体調を崩された多数の熱中症患者さんが病院へ搬送されました。報道では、初夏のパリの気温が(例年20度台と快適で過ごしやすいのに)、今年は6月に41度を超え、平均気温を15度も上回り花も枯れるほどの酷暑とのこと。化石燃料を用いた産業の進歩に伴う地球温暖化と異常気象による、人への健康被害が今後も危惧されます。

 医学は20世紀末に飛躍的な進歩を遂げました。この流れの中で、米国では1990年代に医療紛争が多発して、米国医学院は1999年に「人は誰でも間違える;より安全な医療システムをめざして」を発表しました。日本国内では1999年発生した重大医療事故をきっかけに医療紛争が増加し医療崩壊が生じました。それまでは医療成績(例えば手術後の生存率など)の改善が中心でしたが、患者安全が重大な危機にさらされていることが明らかになり、2001年医療法が改正され「医療の安全の確保」がうたわれました。以後、医療安全活動が本格化され約20年経過しています。

 現在、医療者には根拠に基づく医療が求められ、また病院ではダブルチェックや指さし呼称などによるミス防止が実践され、インシデント(事故につながりかねない出来事・事象のこと)報告制度も確立しました。これは報告を通じて原因を究明し、手順を改善し再発防止に役立てるものです。また、産業界の「KAIZEN」は現在「TQM」(総合的品質管理)として発展し、今では医療界にも浸透し、患者安全の医療にも必要と考えられています。これは、職員全員で医療の質を継続的に向上(改善)させるための考えや手法です。

 令和時代も、医療はAIを用いて進歩しますが、そこには人の関わり方が大切と思われます。患者中心の医療を推進し、今まで以上に「良質で安心安全な医療」を提供できる病院になるよう尽力させていただきます。

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